【活動報告】「結びって便利!」を体感していただく活動、無事終了。

3/7(日)、あきる野市の野遊び空間「協同村」で「作って楽しむデイキャンプ」を2家族7名様(うち4歳〜小4の子ども4名)と3名のサポーターで実施、無事終了しました。


アウトドアではさまざまな場面で「結ぶ」ことが求められます。

なかでもクローブヒッチという結びは便利でさまざまに活用できるのですが、紐やロープを結ぶ機会が「消滅」したともいえる日常生活では、覚える必要も使う機会もなかなかないのが現状。

だからこそクラフトをつうじて短時間に何度もこの結び方を反復利用して覚えていただきたいなぁ、と願って企画したのがこの活動です。


4人の子どもたちのうち小4君以外は未就学児と、2019年秋に実施した活動よりも参加者の年齢が低かったので

「慣れない手仕事に集中しきれないだろうなあ…」

と活動前に私は心配していたけど、小4君と親御さんがスタート直後から興味をもって意欲的に挑戦してくださったので年下の子どもたちも相乗効果で最後までバッチリやりとげてくれました。


私はあらためて

「未就学児さんでもここまでできるんだ…」

という経験値を更新することができました。


作ってもらったのは3本脚のイスと、トライポッド。

構造はとても似てます。

材料を採ってきて…
切って…
結んで…
座面をつける直前。
トライポッドの頭頂部そっくり。

完成!
親子いっしょに乗れるほど丈夫。

試行錯誤を重ねて3本足イスを作り上げた子に

「さあ、お腹減ったからトライポッドを急いで作ってね。」

とお願いしたら

「(このイスに)長い足つければいいんじゃない?」

という答えが返ってきて、自分はパッと目が開いたような気持ちになりました。そんな発想は自分にはなかったですから。

そういいながらでも、この子がまたイチから作りあげたトライポッドの結び目、今日がはじめてとは思えないくらい「美しかったです」。


お昼は、ごはんと野菜たっぷりお肉ごろごろのバスク風トマトスープ。

スモークしたパプリカを使うのが秘訣で、焚き火料理に特有の火の香りと相性がいい。

サポーターのおひとりが

「なにこれ、とってもおいしいですね!」

ととても気に入ってくれました。

たっぷり作ったけど、みなさんもりもり召し上がってくださって、ごはんもスープも完食していただけました。

いつも食材廃棄ゼロを目指してますが、おなかいっぱいになってもらえることと完食を両立する量の加減は、むずかしいものです。

事後のアンケートで、ご参加いただいたおかあさまから次のコメントをいただきました。

子供たちは、自分で調達してきた木材を使った工作が心に残った様子です。一般的な木工教室では、準備された綺麗に切り揃えられた木材を使用しますが、山の中から竹や枝を自分で探してくるということが素晴らしい体験でした。
大人は、自分達だけで行うキャンプよりも美味しい食事に、感動し、大変勉強になりました。ありがとうございました!

アンケートご回答、ほんとにありがとうございました。
活動を客観視できる機会はなかなかないので、こうしたコメントはとても参考になります。
なんでもイチから作ると、ストーリーが身につきます。
どんなことにも「準備・本番・あとかたづけ」があって、私たちはこれを全部体験していただくことを重視してます。
つい省かれがちな準備とあとかたづけに応用可能なヒントがあったりするものです。
これからも「まるごとぜーんぶ」やってみることを大切にしていきます。

ご参加いただいたみなさま、サポートしてくださった見神理事と元ご参加者のO様、そして協同村のスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

【ご参考】令和3年度の協同村との共催活動(予定)

共催申請中ですので予告なく変更になることもあります。あらかじめご了承ください。
ウィズコロナ期にも状況を鑑みながら安全第一で実施を目指します。
またごいっしょくださいね。