自然の中で楽しく
「考えながら行動する」
機会を提供し
その体験を
ご本人の成長と
よりよい社会の実現に役立つ
知見へと導くのが
私たちの役割です。
代表理事:海老澤 一彦
NPO法人として
私たちの事業は、だれもが参加できる自然体験活動です。
運営にあたっては非営利活動の趣旨に則った判断と行動で臨みます。
NPO法人として自然体験活動に取り組むにあたっては課題感があり、その解決に向けて活動を実施してます。
【 課題 】
- ご参加者が自分自身で事故を予防できる知識と経験を提供する。
- 自然体験における機会格差の是正に取り組む。
【 なぜ自然体験? 】
体験はさまざま。芸術に触れたり、家事を手伝うのもたいせつな体験です。
多様な体験のうち、私たちが自然体験を選んだ理由は、自然の中には日常の生活とはケタ違いに不確定要素が多いためです。
不確定要素には、絶景やめずらしい生き物などとの幸運な出会いがあるいっぽう、悪路や有害生物など危険をはらむ遭遇もあります。
経験が少ないと自然のなかでおこりうる事態が想像しにくいもの。
ご興味に沿った自然体験活動に参加するのは経験を積む早道です。
そうした方々、なかでも子どもたちにとって役立つように、私たちは次のようなポイントを活動で重視してます。
【 企画時のポイント 】
- 小さな子にも移動時の負担が少ない場所選定。
- 主目的となる体験にじっくり取り組める構成。
- 失敗経験を含む試行錯誤の時間を十分にとる。
- 準備から後かたづけまで一貫して体験できる流れ。
- 体験の前後で成長を自覚できる指標づくり。
- 体験を今後どう活用できるか、事後に例示。
【 実施時のポイント 】
お申込者のご負担を軽減するため…
- 安全最優先の中止や延期の判断。
- キャンセル規程はご参加者の急な病気やケガに配慮。
- 参加費割引制度で体験格差の是正を図る。
安全と柔軟な進行を両立するため…
- ご参加者はスタッフの助言で実践的に「考えながら行動する」進行。
- 下見で得た現地情報を活かしてアドリブ的な要望にも合理的に対応。
- お互いに顔と名前を覚えられる少人数制。
- ご参加者の興味や要望、体調に考慮した進行。
私たちは、ご参加者が自然の中で課題に直面したとき、経験と現地情報に基づいた助言と見守りで、ご参加者自身による課題の解決へと導きます。
さまざまな不確定要素に対し、指示された行動をとるのではなく、サポートを受け入れながらご参加者自身で対処してみる経験は、充実感をはじめとしたポジティブ感情を養い、総合的な能力を高めます。
【 私たちとご参加者はひとつのチーム 】
はじめて会う人どうしでもお互いに関わり合える8〜10名程度のフラットなチームとして活動します。
【 身近な自然で原体験 】
活動地の9割は都心から50km圏内にある都内と近隣の県にあります。
ですから、日中は自然に親しみ、夕にはご自宅に戻れる活動がほとんどです。
東京の郊外や近隣県の、穴場と呼べるすばらしい自然に、新鮮な驚きをきっと感じていただけることと思います。
具体的な活動は次からご確認いただけます。
折々考えてることや短信はSNSでご確認できます。
私たちの取り組み
【1】体験格差是正への取り組み
- ひとり親ご家庭の参加費優遇 2015年〜
- 発達に特性ある方のバリアフリー体験 2015年〜
- だれでもワンコイン自然体験 2024年〜
【2】野外での重大事故予防への取り組み
- 地図やGPSを使って参加者が先導するハイク 2010年〜
- ライフジャケット普及を目的とする親水活動 2010年〜
- ハンドサインを使うサイクリング活動 2012年〜
【3】災害に備えた取り組み
- 災害時に役立つ自然体験 2010年〜
- 幼児の自力避難に役立つ運動支援活動 2015年〜
協働の例
【 進行中 】
2008年より
「NPO法人アラジンクライミング」との協力
共催クライミングキャンプの実施 3回
ほか、それぞれの活動の相互サポートと、
一般登山における独自の遭難予防策について討議中。
2015年より
「生活協同組合・生活クラブ東京」との共催活動
年間8活動✕8〜10名✕9年連続
【 過去例 】
2015年
「品川区子育て支援課」からの委託活動
父子で楽しむ安全ハイキング
2015〜2024年 9年連続
品川区立幼保一体型施設「ぷりすくーる西五反田」からの委託活動
災害時避難に備えた未就学児の運動補完活動
前期:
約10時間✕平均10名✕2クラス✕9年
後期:
約10時間✕平均10名✕2クラス✕3年
約10時間✕平均10名✕3クラス✕6年
2015〜2018年
任意団体「ふぉれすとキッズよこぜ」(埼玉県横瀬町)との協力活動
協力者施設内におけるキャンプや日帰り自然体験
年4回✕4年連続
いっしょに流れを変えませんか
「組織は小さいけど取り組みはおもしろそう。」
そうお感じになってくださった方、私たちといっしょに「より安全で、より豊かな成果を得られる自然体験」の可能性を広げてみませんか。
自然体験活動で主催者の意識が「安全を死守する」から「参加者自身で安全を守れるよう育てる」に変われば…
ご参加者は「リスクを意識せずに過ごすお客様」から「リスクに直面したときに自分で判断・対処できる自立した人」へと変わることができます。
私たちは設立以来、「ご参加者と場面ごとの対処を共有する」方法で大きな事故をゼロにとどめてこられました。
子どもたちが日常生活で不慮の事故を予防する能力を育むのにもきっと役立ちます。