AARNのパックを入手





今日、キャンプの買い出しにいったところ、AARN(アーン)のパックが格安で売っていたので入手。

先の「伊豆大島サイクリングキャンプ」ではトランシーバと携帯電話を頻繁に利用しましたが、首から下げたりポケットに入れておくとストレスがたまり、さらにGPSの必要性も感じたので「今後はCONTERRAのラジオハーネスが必要かも」(写真上)とちょっとユウウツになっていたところでした。
このラジオハーネス、けっこういい値段するんです。そのままパックを背負ってもストレスがないという「売り」なんですが、もともとはプロのレスキュー用なのでごつくてオーバースペック感があって。

購入したのはマラソンマジック30というモデルで、名前から察せるとおりエンデュロ系のスポーツに焦点をあわせて開発されたようです。

正面はほかのパックとあまり変わりませんが、一本締めでシンプルなアクセスがグッときました。
アックスループやストックホルダーがついてますので、春先のスキーやスノーシューにも使えます。

このパックの特長はなんといっても背負う側の作り。独特の形状のサブストレージ(AARNはバランスポーチと名付けています)が左右についています。このストレージの外側にはさらにメッシュポケットがついていて、これならばトランシーバや携帯電話がすぐに取り出せます。ちょうどいまのニーズにドンピシャのパックだったのです。また背面のメッシュ素材が私ははじめて見る素材で、柔軟性、クッション性、通気性が非常によさそう。

AARNのパックは、従来は背面のみで背負っていた荷を、からだの前面にも分散することで前かがみの不自然な姿勢を改善しようと試みています。そのぶん、ストラップ類が複雑になっている気がしますが、それでも軽量にしあげてあります(実測740g)。

パックの素材ははやりのシルナイロンではなく、リップストップナイロンとコーデュラナイロンのコンビ。これもこのパックの素材選択としてはいいなと思いました。シルナイロンはあのすべすべ感が最近ちょっと苦手。

購入後に気がついたのは、フレームがかなり考えられていること。背面上部にHを横にした形状でアルミのフレームが入っていますが、これが効いていてパックがへにゃらない感覚。また、プラスティックの細いフレームが本体とバランスポケットそれぞれに入れてあり、これがヘタリを予防しています。

欠点は、開口部の紐を固定するロックがいまいち甘いことと、開口部の締めがスムーズでないこと。ロックは別のものと付け替えればよいですが、開口部のループはやわらかいナイロンで後付けしてそれに紐を通すなどもうひと手間あるとなおよしでした。
また、バランスポーチの連結がヒップベルトの役割を担うので、ここにシャモア系の布を当てればより快適。このあたりは、パックとからだの一体感を売りにする同社としては改善の余地があると思います。まあ、ユーザが適当に縫い付けてもいいですけれど。

なんやかんやで、このパックいくらで買ったでしょうか? ちなみに国内定価は13650円。
これがなんと税込4980円! あらゆるシーンで使い倒します。
もう1個買っておこうかな(笑)。

George Strait "Easy Come, Easy Go"