大山ナイトハイク無事終了
10/3(土)中秋の日の午後から、丹沢・大山でのナイトハイクを予定通り実施しました。
秋雨前線の南下を見計らって、つかぬ間の好天を願いながら。
ヤビツ峠からの登りでは、バラバラっと雨に遭いましたが、樹林のなかで雨具をつけずにすみました。
17時ちょうどに大山頂上着。
さっそく、お月見だんごをお供えしてお月様を待ったところ、まさにお月見だんごの延長線の雲間にお月様が顔を出してくださり、参加者もスタッフもいっしょに歓声をあげました。
さいわいに頂上付近にガスが出ていなかったので、夕闇迫る相模湾の長い海岸線と街の灯りを楽しむこともできました。
帰路はぷんぷんと鹿のにおいがする夜道を、時折ヘッドライトに照らし出される鹿の目線を感じながらひたすら降り、21時に大山ケーブル下のバス停に到着。
とはいっても、願わぬおみやげつき。
伊勢原へと下るバスのなかで参加者がひざのサポーターを外したところ、なにかがポロリと落ちました。
すぐに長く伸び縮みしながら動きはじめたので山ヒルだとわかり、全員急いで靴を脱いで山ヒルチェック。
こんなのを自宅に持ち帰ったらひどい目に遭います。
私の靴のなかからは血を吸って大きくなった山ヒルが転げ落ちました。
しかし、私の足からは血がでていなかったので、おそらく鹿の血だと判明。
鹿害は丹沢の植生にとって大きな問題となっていますが、鹿とともに移動する山ヒルの生息地拡大もまもなく大きな問題になることでしょう。まさか、大山の表玄関で山ヒルに遭遇するとは思いませんでした。
すばらしい名峰・大山では、本活動の翌日10/4に家族連れのお父さんが下山中に転落死しており、ヒル攻撃やこの遭難からは、身近な自然に親しむときでもさまざまなリスクに対する知識がたいせつであることを改めて痛感させられます。
Eric Clapton "Wonderful Tonight"