寒くなったら持っていたいスリップ予防の道具たち


晩秋から初冬にかけてのハイキング、とくに標高1000mを越えると、ときに氷や雪がみえはじめることも。そんなときに役立つスリップ予防の道具たちについてです。

日曜日に日光・社山にいってきました(12/14の日記をご参照ください)が、そのときに持参したのが3種類のスリップ予防のための道具(装備)でした。
 モチヅキの軽アイゼン「mini-5」(写真右)
 グリベルの「スパイダー」(写真左下)
 モンベルの「リバーシブルグリッパー」(写真上)

足がちいさい子ども(23cm〜)からおとなまでの参加者がいたこともあり、いろんな種類を持参しました。
しっかりしたアイゼン(クランポン)ではストレスになりそうなとき、こうしたスリップ予防の装備は心強いものです。
歩いた道の状態は、凍結した箇所、泥と雪の混ぜ合わせと、締まった雪でしたが、いずれの場所でも、どの道具も登り下りでしっかり機能してくれて助かりました。

爪またはスパイクの長さはの順番で短くなり、グリップする部分の面積はの順番で小さくなります。
いずれも150g程度の重さですのでお子さんのザックにも入れられるし、イザというとき用に保険として持っていっても苦にならない。

装着の早さはが一番で、と続きます。
の装着の簡単さは魅力的。
しかし、23cmの靴を履いていた子が装着していたは、登りでは靴から取れなかったのに下りだと頻繁に靴から外れました。
小さな靴はつま先部も小さいために、つま先部に留めているゴムが下りでググッと甲側にまで入り込み、かかと部のゴムが余ってゆるむのが原因です。
は23cmの靴でもずっと取れずにいて、安心できました。

そのほかの使い勝手です。
4年前に購入した手持ちのは昔ながらのアイゼンバンド様で取り外しがちょっと面倒です。現行モデルはワンタッチで靴に装着できるようになって携行用の袋がつくようです。

はスパイクが長い、グリップする面積が大きい、スパイクがネジ式で交換できる、小さな靴や底がソフトな靴でも外れない、黄色くて視認性がよい、という各点で総合的に安心して使えます。携行用の袋もついています。

は木道用の滑り止めがスパイクの裏面についていて、リバーシブルで使えます。
「なんとなく滑りそうだな」というときに「ちょこっと使う」ために作られていて、今回のような使用方法はあまり想定されていないのかもしれません。携行用の袋はつきません。

スリップ防止の装備はいろいろあるのですが、実際の使い勝手や、大きさなどについて比較できる写真は意外にないものです。ご参考までに。

お近くのスポーツ用品店などで実物を手に取って、店員さんに使い勝手を確認できれば、ネットで買うよりもさらに確実だと思います。