まずはじめに。
「ほんとうに楽しいいちにちでした!」
みなさん、ありがとうございました。
天気に恵まれ、風もあんまりなかった3/5、和泉多摩川の河川敷で「ダンボールクラフトで燻製作り」が無事終了しました。
燻製作りのためのダンボールが組み上がったあと、ダンボールで即席のイスやテーブルを作っていただきました。
じつは、この工作を参加者のみなさんがおもしろがってくれるかどうか、少し不安だったのです。
しかし、フタをあけてみれば「案ずるよりも生むが安し」。
みなさん、すごく集中してくれました。
そのため、スタッフのひとりは「いつ燻製がはじまるのかとヒヤヒヤした」そうです。
ダンボールを組んでただ座るだけでは、ダンボールが凹んでしまいます。
だから…
ダンボールのなかにはすかいに補強をいれたりして強度を増す必要があるんです。
これが楽しかったみたいですね。
未就学児でも、ダンボールカッターを手にズバズバっとダンボールを切っていきます。
はじめは苦戦しても、そのうち自分の体重をかけてうまく切るようになります。
子どもはものすごいスピードで学習していくので、こちらが驚かされます。
今回は、刃物や火を使うほか、川のそばで遊ぶので、活動にともなうリスクがいくつも混在していました。
それでも、「なにがあぶないか」を参加者自身が考えるように誘導することで、リスクは減じられ、またリスクの回避に応用が利くようになるのです。
活動が始まる前の安全説明で円陣になり、
「刃物を使うときに気をつけることはなに?」ときいたとき、
小さな女の子が「は〜い」と手をあげて
「気をつける」
と発言してくれました。
一瞬、円陣は笑いに包まれましたが、
そうなんです、まず気をつけるのがいちばん!
それから「軍手をしてやろう」というと、ちゃ〜んと守ってくれるんです。
あ、燻製のことを忘れていました。
おいしかったですよ!
でも、子どもたちが自分で「気をつけて」火を使ったり、刃物を使ったり、川のそばで遊んだりするのに較べれば、オマケみたいなものです。
親御さんら参加してくださった大人のみなさんも、「あぶない!」とか口うるさく注意しないで、鷹揚に子どもたちを見守っていたのが印象に残りました。
わずか数時間の活動で、子どもたちがどんどん体験を吸収して自分のものにしていくのがわかる、それがなによりも「楽しい」と感じられたいちにちでした!