多摩川環境調査隊 無事故で終了


ひとつの活動が無事終了しました。

今年、5年目となった「多摩川環境調査隊」。一筋縄ではいきませんでした。
お申込の出足が芳しくなく、7月上旬は眠れない夜が続きました。

しかし、弊団体の活動にご理解あるご父兄のみなさんはじめ、多くの方々にご協力をいただき、最終的には10名のお申込者と多くの熱意あふれるスタッフに恵まれて無事故で活動を終了することができました。

今年は、戻り梅雨のような怪しい天気のなか、多くの保護者の方々が活動中の増水を懸念されていたようです。
さいわい、そうしたことにも遭わず、堅実に行程を進めることができました。

今年の活動の大きな特長のひとつに、青梅市柚木から小作までの多摩川上流部を参加者が2人艇で下ったことがあげられます。
従来はラフトでこのセクションを下っていましたが、今年初めて2人艇で下りました。
瀬が早く、初心者ではむずかしいこのセクションはスタッフのいちばんの心配の種でもありましたが、多摩川の原始的な美しさを感じるすばらしいセクションなので、ぜひ参加者に漕いでほしかったのです。
じゅうぶんな下見をしてスカウティングポイントとポーテージの場所を決めると同時に、実践的な事前練習を行うという対策を立てたのが効果を現しました。

このセクションをこなした日は、朝から夕方5時まで艇を漕いでもキャンプ地である福生に辿り着かず、途中の河辺の河原で幕営するという臨機応変な対応をしました。
夕日に瀬を静かに光らせて郊外の街を流れる多摩川、そして奥多摩の山向こうに沈みゆく太陽を見ながら、参加者もスタッフも疲れたからだでいちにちを反芻して豊かなひとときを過ごしました。

この活動に関わってくださったすべての方にこころからお礼申し上げます。

写真は、多摩川0mを確認した漁船で大師橋に戻ってきた参加者とスタッフ

The Beatles "The Long And Winding Road"