活動報告:6〜7月「西多摩・ホタル探しの夕べ」無事終了。

「どれだけ前のことなんだよ」という報告その9。
6/25(土)、26(日)、7/2(土)の3実施日に、合わせて17名のご参加者(うちお子さん5名)と各日スタッフ2名で、西多摩の自然な環境の中に生息しているホタルを探しに行く活動を実施、無事終了しました。
この活動は以前から大人の方がご夫婦やカップルでお越し頂ける場合が多く、今年も子どもたちの参加数が意外に少なかったです。今後の課題ですね。

いまや入手するのが難しくなったちょうちんを下げて、暗闇のなかで光るホタルを見つけると、見慣れた私たちスタッフでさえ今なお喜びがこみ上げます。
1匹見つかると次々と仲間が出てくるのがまた感動的。
それくらい、豊かな環境が整っている場所なのです。

ホタルは意外に人をこわがらないようで、飛ぶスピードもゆるやかです。
だから、慣れてきた子どもたちは手でつかまえたり、またホタルのほうから寄って来たりします。
そうしてホタルの明滅をひととき見つめると、時間がゆったりと流れる気にさえなれます。

子どもと提灯とホタル。
私たち日本人が教科書や童謡などをつうじて頭のなかにそれぞれのイメージを抱きながらも、実際に見た記憶がない……

そんな原風景をリアルな原体験とするのがこの活動の役割だと思うのですが、まだまだ力が及びません。
これから東京オリンピックに向けて海外の方々もたくさんお越しになると思うので、都心から夕方のひとときをごいっしょいただける方案を考慮しながら来年また捲土重来/ご提案します。

この活動には親子の方、ご夫婦の方、カップルさんなどいろいろな方にご参加いただいて、それぞれの感想をメールでいただきました。
妻も子供たちも自生のホタルを見たのが初めてだっだので、非常に良い経験をさせて頂きました!
ホタル(しかも、ゲンジボタル+ヘイケボタル)をこんなに見たのははじめてで、大変貴重な経験をすることができました。
ぜひホタルを見ることができる環境を残してほしいと思いました。
提灯もはじめての経験でした。なかなか風情があってよかったです。
ホタル探しでは、湧いて舞い、飛び交う螢に心奪われ、一時放心状態でした。
心熱くなるのは2週間の命の儚さからなのでしょうか.来年も再来年もホタルがホタルでいられるよう私も今一つ努力せねばと考えさせられました。
入手難易度大の提灯の灯りをたよりに歩けた事なども素直に嬉しかったです。
多くのホタルを少人数で観察できるスポットだったので、落ち着いてホタルを見ることができて良かった。
静かでロマンティックな時間でした。
こんなところが東京にもあるんだ!

日本の夏の風物詩、原体験として心に残りますね。
ご参加いただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。